天気が悪いと頭痛がする?管理栄養士が教える「頭痛と食事」の関係

「雨が降る前になると頭が痛くなる」
「台風が近づくとなんとなく身体がだるい」
「天気が悪い日は頭痛がひどくなる気がする」

そんな経験はありませんか?

天候や気圧の変化に伴って起こる体調不良は、一般的に「天気痛」などと呼ばれることがあります。

天気そのものを変えることはできませんが、実は空腹や水分不足、カフェインなども頭痛の引き金になることがあります。

そこで今回は、天気が悪い日に頭痛が起こる理由と、頭痛が気になるときに意識したい食事のポイントを管理栄養士が解説します。


なぜ天気が悪いと頭痛が起こるの?

天気が崩れるときには、気圧が低下したり大きく変動したりします。

こうした気圧の変化を耳の奥にある「内耳」が感知し、自律神経などに影響を与えることが、天候に伴う体調不良に関係していると考えられています。

特に片頭痛がある方では、天候や気圧の変化が頭痛のきっかけの一つになることがあります。

ただし、頭痛の原因は「気圧だけ」とは限りません。


頭痛は「いくつかのきっかけ」が重なって起こることも

例えば、雨の日。

「気圧が下がっている」

「朝ごはんを食べていない」

「あまり水分を飲んでいない」

「寝不足だった」

このように、複数の要因が重なっていることも考えられます。

天候は自分ではコントロールできません。

だからこそ管理栄養士としておすすめしたいのが、食事や水分など、自分で整えられる部分から見直してみることです。


頭痛が気になるときの食事① 食事を抜かない

まず意識したいのが、長時間の空腹を避けることです。

「朝は食欲がないから食べない」
「忙しくてお昼を食べられなかった」
「ダイエットのために1食抜いている」

このような食生活になっていませんか?

空腹や欠食は、人によっては片頭痛の引き金になることがあります。

特に朝食を抜くと、前日の夕食から昼食まで長時間何も食べない状態になりやすくなります。

しっかりとした朝食が難しい場合でも、

・おにぎり
・バナナ+ヨーグルト
・パン+牛乳
・果物+チーズ

など、食べられるものから取り入れてみましょう。

「完璧な朝食を食べなければ」と考えるよりも、まずは長時間何も食べない状態を作らないことが大切です。


頭痛が気になるときの食事② 水分不足に注意

頭痛が気になる方にもう一つ確認してほしいのが、水分摂取です。

暑い日や運動時だけでなく、普段の生活でも身体から水分は失われています。

特に雨の日は、
「暑くないから喉が渇かない」
「外に出ないからあまり飲まない」
という方もいるのではないでしょうか。

脱水は頭痛の原因・誘因の一つになることがあります。

喉が渇いてから一気に飲むのではなく、食事のとき、仕事の休憩時、入浴前後など、タイミングを決めてこまめに水分をとるのがおすすめです。

基本的な水分補給には、水やお茶などを活用しましょう。


頭痛が気になるときの食事③ カフェインとの付き合い方に注意

コーヒー、緑茶、紅茶、エナジードリンクなどに含まれる「カフェイン」。

実は、カフェインと頭痛の関係は少し複雑です。

カフェインは一部の頭痛薬にも配合されており、適量であれば頭痛の症状に影響する場合があります。

一方で、普段からカフェインを多く摂取している人が急に摂取量を減らすと、離脱症状として頭痛が起こることがあります。

また、摂りすぎによって睡眠に影響し、その睡眠不足が頭痛のきっかけになる可能性もあります。

そのため、「頭痛がするからコーヒーをたくさん飲もう」と考えるのはおすすめできません。

普段から摂取量を大きく変動させず、カフェインを含む飲み物ばかりにならないようにしましょう。


「これを食べれば頭痛が治る」という食品はありません

ここは管理栄養士として、特にお伝えしたいポイントです。

「頭痛には○○を食べればいい」
「この栄養素を摂れば天気痛が治る」
という単純なものではありません。

食事だけで頭痛を治療することはできませんし、頭痛の原因や引き金には個人差があります。

大切なのは、特定の食品に頼ることではなく、

・3食を大きく欠かさない
・長時間の空腹を避ける
・水分をこまめにとる
・カフェインを摂りすぎない
・睡眠をしっかり確保する

など、頭痛の引き金になり得る生活習慣を一つずつ整えていくことです。


頭痛が起きた日の「記録」もおすすめ

「天気が悪いと必ず頭痛がする」と思っていても、記録してみると別の共通点が見つかることがあります。

頭痛が起きた日は、
「天気・睡眠時間・食事を抜かなかったか・水分量・カフェイン・飲酒」
などを簡単に記録してみましょう。

自分がどんな日に頭痛を起こしやすいのかが分かると、対策もしやすくなります。


管理栄養士に食生活を相談してみませんか?

「朝食を食べたほうがいいのは分かっているけれど、何を食べればいいか分からない」
「水分はどのくらいとればいい?」
「コーヒーを毎日何杯も飲んでしまう」
「自分の食生活に不足しているものを知りたい」

そんなお悩みがある方は、ぜひ管理栄養士にご相談ください。

当院では、普段の食事や生活スタイルを確認しながら、一人ひとりに合わせた栄養相談を行っています。

身体の不調を「食事だけ」「施術だけ」と分けて考えるのではなく、毎日の生活も含めて身体を整えていきましょう。

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※頭痛にはさまざまな原因があります。突然の激しい頭痛、今まで経験したことのない頭痛、手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない、意識の異常、発熱などを伴う場合や、頭痛が繰り返し続く・悪化している場合は、自己判断せず医療機関へご相談ください。