🍖肉の脂質、ちゃんと知ってる?部位・種類で変わる“脂の質”と上手な選び方

はじめに:脂質=悪ではない!

「脂質」と聞くと「太る」「健康に悪い」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
でも実は、脂質はエネルギー源として重要であり、ホルモンや細胞膜をつくるためにも欠かせない栄養素です。
大切なのは“とりすぎないこと”ではなく、“どんな脂をとるか”です。


🥩部位によってこんなに違う!肉の脂質量

同じお肉でも、部位によって脂の量や質は大きく変わります。

肉の種類部位100gあたりの脂質量(目安)
牛肉サーロイン約30g
牛肉ヒレ約10g
豚肉バラ約35g
豚肉ヒレ約4g
鶏肉もも(皮つき)約14g
鶏肉むね(皮なし)約2g

脂が多いほどカロリーは高くなりますが、その分うま味成分も豊富。調理法や他の食材とのバランスで、上手に活用することがポイントです。


🧈脂の「種類」にも注目!飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

脂質は大きく分けて2種類あります。

  • 飽和脂肪酸:常温で固まりやすく、動物性脂に多い。とりすぎると血中コレステロールを上げやすい。
     例:牛脂、ラード、バター など
  • 不飽和脂肪酸:常温で液体。血流改善や中性脂肪低下などに関与。
     例:オリーブオイル、青魚の脂 など

肉を食べるときは、脂身を減らす・赤身を選ぶ・魚とバランスをとることが、健康的な脂質コントロールのコツです。


🍳調理法で変わる脂の摂り方

  • 茹でる・蒸す → 余分な脂を落とせる
  • 炒める・揚げる → 香ばしく仕上がるが脂の摂取量は増える
  • 煮込み料理 → スープごと飲むと脂もすべて摂取する

「焼く前に脂身を少し取り除く」「調理後にキッチンペーパーで軽く吸い取る」など、ちょっとした工夫で脂質量をコントロールできます。


🧍‍♀️管理栄養士からひとこと

脂質をまったく抜くのではなく、質とバランスを意識した食事が大切です。
健康診断で中性脂肪やLDLコレステロールが気になる方も、食べ方を少し工夫するだけで体は変わっていきます。


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