6月も油断禁物!花粉症の症状軽減におすすめの栄養素とは?

こんにちは。管理栄養士の吉良優衣です。

関東でも梅雨入りが発表されましたね。どんよりとした天気が続きそうです。


鼻水くしゃみイガイガ感など「花粉症は春だけ」と思われる方も多いですが、実は6月にも花粉症に悩まされる方は少なくありません。

春のスギ・ヒノキ花粉が落ち着いた後も、イネ科植物の花粉が飛散するため、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が続くことがあります。

今回は、6月に注意したい花粉症についてと、症状軽減のために意識したい栄養素をご紹介します。


6月に飛散する花粉とは?

春の代表的な花粉であるスギやヒノキは飛散のピークを過ぎていますが、6月頃になるとイネ科植物の花粉が増えてきます。

代表的な植物には次のようなものがあります。

  • カモガヤ
  • オオアワガエリ
  • ハルガヤ
  • ホソムギ

これらは公園や河川敷、空き地など身近な場所に生育しています。

スギ花粉ほど遠くまで飛ぶことはありませんが、植物の近くを通ることで症状が出ることがあります。


花粉症の主な症状

花粉症はアレルギー反応の一種です。

体内に入った花粉を異物と判断し、免疫が過剰に反応することで症状が現れます。

主な症状は以下の通りです。

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ
  • 目の充血
  • のどの違和感
  • 集中力の低下
  • 倦怠感

症状が続くと睡眠の質が低下し、日常生活にも影響を及ぼします。


食事で花粉症は治る?

残念ながら食事だけで花粉症を”治す”ことはできません。
(基本的に薬でも治すことはできません。)

しかし、体の炎症反応や免疫機能をサポートする栄養素を十分に摂取することで、症状の軽減体調管理に役立つ可能性があります。


花粉症対策におすすめの栄養素

ビタミンD

近年、花粉症やアレルギー疾患とビタミンDの関連が注目されています。
ビタミンDは免疫機能の調整に関わる栄養素で、不足すると免疫バランスが乱れやすくなると考えられています。

多く含まれる食品

  • サバ
  • イワシ
  • さんま
  • きのこ類

また、日光を浴びることでも体内で合成されます。


ビタミンC

ビタミンCは抗酸化作用を持ち、体内の酸化ストレスを軽減する働きがあります。

酸化ストレス自体は、
・喫煙
・飲酒
・紫外線
・精神的ストレス
・加工食品や高脂質食品
などによって発生し、誰にでも蓄積する可能性があります。
そして、その酸化ストレスが蓄積すると、アレルギー症状が悪化しやすいと言われています。

花粉症による炎症反応が起きている時期は、積極的に摂取したい栄養素のひとつです。

多く含まれる食品

  • キウイ
  • いちご
  • オレンジ
  • ブロッコリー
  • パプリカ

水溶性ビタミンのため、毎日継続して摂取することが大切です。


EPA・DHA(オメガ3脂肪酸)

青魚に多く含まれるEPAやDHAには、炎症反応を抑える働きが期待されています。
花粉症自体は炎症反応が症状に直結しているため、効果的です。

油にも種類があり、現代の食生活では揚げ物や加工食品に含まれる脂質(飽和脂肪酸)に偏りがちです。

飽和脂肪酸と対になるように存在するのが、不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸には”オメガ3脂肪酸”のほか”オメガ6”や”オメガ9”といった物も存在しますが、抗炎症作用に関与するオメガ3脂肪酸は青魚などに多く含まれています。

週に2〜3回は魚料理を取り入れてみましょう。

多く含まれる食品

  • サバ
  • イワシ
  • サンマ
  • ブリ
  • マグロ

乳酸菌・発酵食品

腸には体内の免疫細胞の多くが存在しています。(全体の8割とも)
花粉症は免疫細胞が過剰に反応することで、症状を引き起こします。そのため、免疫細胞の制御が少しでも円滑に行えれば、症状が軽減される可能性が考えられます。

また腸内環境を整えることは、健康維持の観点からも重要です。

おすすめの食品

  • ヨーグルト
  • 納豆
  • キムチ
  • 味噌
  • ぬか漬け

毎日少量でも継続して摂取することがポイントです。


日頃から意識したい食習慣

花粉症対策では特定の食品だけでなく、栄養バランスの整った食事が基本です。

  • 主食・主菜・副菜を揃える
  • 野菜を毎食取り入れる
  • 魚料理を増やす
  • 発酵食品を習慣化する
  • 睡眠をしっかり確保する

こうした積み重ねが体調管理につながります。


まとめ

花粉症は春だけのものではなく、6月にもイネ科花粉による症状が現れることがあります。

食事だけで花粉症を治すことはできませんが、

  • ビタミンD
  • ビタミンC
  • EPA・DHA
  • 乳酸菌

などを意識しながら、バランスの良い食生活を心がけることで体調管理に役立てることができます。

症状が気になる方は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることも大切です。


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執筆者情報

吉良 優衣(きら ゆい)

管理栄養士

管理栄養士資格取得後、株式会社たいようへ入社。栄養相談や健康情報の発信を通じて、地域の皆さまの健康づくりをサポートしている。

「続けられる食習慣づくり」を大切にし、ダイエット、生活習慣病予防、健康維持など幅広い栄養相談に対応。

保有資格:管理栄養士